宝塚市自然保護協会
2024年度宝塚市・市民参加型昆虫調査
「むしとりペナントレース」
実施場所 宝塚市立宝塚自然の家
(宝塚市大原野字松尾1)
参加者数:30名(大人15名 子ども15名)
講師など:専門講師5名、スタッフ8名
対象面積:14ha(コナラ林を主体とする里山)
昆虫種数:39種、昆虫個体数 128個体
【9月23日開催「西谷でむしとり観察会」】
実施場所:宝塚市立宝塚自然の家 (宝塚市大原野字松尾1 )
フィールド面積:14 ha
コナラ林を主体とする里山で、宝塚市指定天然記念物の松尾湿原や広い草原、ため池などもある。
市立宝塚自然の家で子ども目線での昆虫調査“西谷の虫観察会”を開催しました。猛暑を避けることと時期と昆虫相の関係も理解出来ればと考え、例年とは時期をずらし9月に設定したのですが、やはり猛暑下での実施でした。
この行事は『生物多様性たからづか戦略』に基づく生態系調査の一環として、昨年度から宝塚自然の家を定点観測ポイントに設定し、市民参加型のイベントとして実施しています。
メイン講師に伊丹市昆虫館の前館長“奥山清市”先生を迎えて、総勢57名による昆虫調査でした。奥山先生の解説は昆虫の不思議発見と自然科学の魅力を体で感じる体験でした。特にウラギンシジミ(チョウ)の幼虫が食草であるクズの花に擬態していることなどについて実物で紹介くださり、昆虫少年少女たちは釘づけになりました。
参加者:参加者総数57名
公募による参加者:大人18名、子ども21名、 合計 39名
招聘講師1名、協会専門講師兼スタッフ9名、神戸常盤大学生3名、宝塚市環境政策課5名
午前中の90分ほどでしたが、みんなで調べた昆虫の種数は63種、総個体数145頭でした。2018年から実施している事業です。すべての種の同定を試み、展示し、まとめました。最後には、継続観察を希望する方は持ち帰り、その他はみんなでフィールド内に放ちしました。ただし、系統分類上昆虫には属しないクモ類、軟体動物、両生爬虫類、類線形虫類など子どもが捕獲した小動物も記録しましたが、統計上は除外しております。次年度からはコロナ禍などの行動制限が解消され、1日がかりでやりたいなーとの声も聴かれました。是非そうありたいです。
■参加者の声
★専門のアドバイザーの先生方が沢山いらっしゃって、とても勉強になりました。日頃経験できないことができて、とても楽しい時間でした。他の方たちがとった虫も見れて珍しい虫が沢山見れた点も良かったです。
★たくさんの昆虫がいてとてもうれしかった。今年の自由研究でも絶滅危惧種を題材に取り組んだが、たくさんの昆虫を見たりお話を聞けてとても勉強になった。
★たくさん昆虫が捕まえられて良かったです。でもオニヤンマが捕まえられなかったので次は捕まえたいです。
★3年前にも一度参加しました。その後申込忘れなどで来れなかったので今回参加できてうれしいです。クワガタをつかまえたかったけど今回はできなくて残念だった。いろいろ捕まえた虫を展示したのを見れて楽しい。ありじごくも初めて見れた。
★クワガタやゴキブリとか捕まえられて良かった。水中のわなとむしとりのわなが同じ。
■参加者の声
★とても楽しかったです。山だからいっぱい虫がいた。
★いろいろな虫やカエルとかを見られて良かったです。トンボやバッタやコガネムシにカエル、それにコオロギやゾウムシの仲間、いろいろな生き物がいっぱいいてすごく楽しかったです。生き物の気持ちを感じられました。
★近所での虫取りとは違う、多くの種類のむしとりができて楽しかった。
★3年ぶりに参加したが非常に楽しかった。コロナの影響で午前中だけだったが、いつかは朝から夕方まで開催できればいいなと思った。
★虫取り好きの子がいっぱいいて刺激になり楽しかったです。娘本人も楽しいなぁ…と何度も言っていました。
★身近な森にたくさんの昆虫がいて見たことのないものが生きた姿でみることができて良かったです。
★いつも自然と触れ合えるイベントをしてくださってありがたいです。知識豊富な方たちに質問できるので、その点も嬉しいです。ありじごくを初めて見れて喜んでました。
活動報告
2021年7月24日 武庫川支流 逆瀬川
水辺の生き物探険(宝塚市共催)
酷暑の中で、「きれいな水」を実感
この行事は、カゲロウやサワガニなど川にすむ生き物を採取し、その種類を調べることで、水質(水の汚れの程度)を判定する調査であり、宝塚市では、従前から逆瀬川で実施しております。
毎年実施の全国一斉水生生物調査としての「水辺の生き物探検」は、コロナ禍により「全国一斉」は中止となりましたが、宝塚市は例年実施している調査でもあり、参加人数を30名に限定し、コロナ感染防止対策を講じた上で実施しました。
当日は酷暑の中での展開でしたが、「なかよし橋」の日陰を適宜利用するなどして参加者が和気あいあいの中で、活動しました。
紙芝居で水質と生物の関係の話を聞き、網を使っての生物の取り方を学んだ後、子供や保護者も川に入って、いろんな水中生物を採取し、種名調べ、水質階級調べなど行ないました。
終わりにはみんなで「まとめ」を行い、
逆瀬川の水は「きれいな水(水質階級Ⅰ)」と判定しました。逆瀬川には多くの生き物がすんでいることを知り、いつまでもきれいな川でいてほしい、と感想を聞かせてくださった方も多かったです。
水質判定結果を掲載していますので、参考にしてください。皆さんの感想をお寄せください。お待ちしております。
3月28日(日) ギフチョウ観察会in宝塚自然の家
場 所 宝塚市立宝塚自然の家 ( 宝塚市大原野字松尾1)
定 員 午前も午後も約 30名。 参加費 無料
対 象 子どもも、 大人も大歓迎。 ただし、 小学生以下は保護者同伴でお願いします。
集 合 午前 ・ 午後とも開始10分前までに、 自然の家へ直接来てください。
参 加 午前 ・ 午後どちらかに参加してください。 同じ内容です。
持ち物 水筒、雨具、他に捕虫網、 カメラなど
内 容 午前の部 10 : 00~ ギフチョウセミナー 11 : 00~ 茅葺き民家の見学
午後の部 13 : 00~ ギフチョウセミナー 14 : 00 ~ 茅葺き民家の見学
・紙芝居「春の女神ギフチョウ物語」・実物を見たり触ったりギフチョウ観察
・チョウに蜜を吸わせる方法伝授・チョウの写真撮影など何でも質問コーナー
・江戸時代に建てられた茅葺き民家を見学し、昔の人々のくらし体験など里山学習
午前の部 午後の部のどちらかにお申し込みください。
講 師 足立 勲 ・ 1973 年に野外ケージでの飼育をはじめた人( 元祖 )
他に日本自然保護協会登録の自然観察指導員などが数名登場します。
交 通 自家用車などで直接 「宝塚自然の家」 へお越しください。
申込み 住所・氏名・午前か午後か ・連絡先を下記へ連絡 (電話、 メール) してください。
教育委員会社会教育課 電話77-2029 又は fax71-1891 へ
雨天時 警報が出ているか、 出る可能性大の時のみ中止。